第44代合衆国大統領
著者: 渡辺将人『評伝 バラク・オバマ「越境」する大統領 』 を読んだ。
弁護士資格を持ったインテリであり、 初めてのアフリカ系大統領バラク・オバマ 。
そのオバマの 幼少期から現在までを、関わった人物にインタビューを行うことで、
オバマ とは一体どういう人物なのか。
どんな人生を歩んできたのか。
について、 一個人としてのオバマを著者は掘り下げている。
国際関係論、米政治・外交の専門家であり、米国民主党の元選挙スタッフ、
元報道記者である著者が関係者100人以上にインタビューを行い、
一政治家として、一個人としてのオバマに切り込んだ本著は
安易に情報を継ぎ接ぎし、都合のいい様に咀嚼を行う現代社会に
ジャーナリズムとは何かを顕現しているといえるだろう。
彼の任期の終わりが近い今、オバマ が残したものは何なのかについて再考、 再評価する上でも一度読んでみてはいかがだろうか。